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2008年2月11日月曜日

イノベーションのジレンマ



「イノベーションのジレンマ」はアメリカのビジネススクール教授であるクレイトン・クリステンセンが書いた原著The Innovator's Dilemmaを日本語訳したものです。高い技術力を持つ大企業が、それまでにない新しい技術:破壊的なイノベーションを前にしたとき、それに立ち向かいながらも新興勢力に敗れてゆくのはなぜか、その要因について、ハードディスク業界など、具体的な事例を交えて考証しています。 ビジネス本の類としては大変人気のある本であり、すでに教科書的な存在かもしれません。

さて、最近あるニュースにおいて、この本の内容が引用されることが多いようです。Microsoft vs Google です。OSのみならず、インターネットの世界においても圧倒的な影響力を持っていたMicrosoftがなぜWebサービス分野でGoogleに後塵を拝すようになってしまったかという視点です。

この理論が今後適用される技術はなんでしょう?それを考えるのも面白いのですが、日常、仕事をする自分にこの理論がてきようできないかな、なんて考えてみました。この理論が正しいならば、その分野にどんな強力な相手がいても付け入る余地があるといえますよね。もちろん「破壊的技術」があれば問題ないでしょうが、そこまでいかずとも、自分だけの得意分野を持つことが大変重要であることは間違いないと思います。

2008年1月29日火曜日

小説「インピーダンス・マッチング」が読みたい

最新号の日経エレクトロニクス1/28日号にて、面白そうな本が紹介されています。















その本とは「インピーダンス・マッチング」というタイトルですが、なんと、それはいわゆる伝送技術のコムズカシイ技術書ではなくて、なんと若手女性技術者が主人公の青春小説とのこと。日常を出来事を中心に描いたとのことです。技術者の日常を描く小説ってぜんぜんイメージできません。


ちなみにインピーダンス・マッチングとは、回路の入力側と出力側の特性インピーダンスをあわせること。小説の題名として聞くと、またちょっと違うイメージになるのが不思議です。


著者の澄野氏は国内メーカに勤務中の現役技術者で、若いころからのおぼろげながらの夢であった小説執筆をこの作品にて果たした方らしいです。


この本は現在は、オンブックのみで購入可能とのこと。試読もできるので、ぜひご一読を。