2008年2月8日金曜日

HP BladeSystem c3000 タワーエンクロージャ

1月28日、日本HPから、これまでに無い形状をもったサーバが登場しています。



ブレードシステムという名のとおり、ブレードサーバの一種ですが、従来のサーバとは形状が異なっています。ちなみに、ブレードサーバとは、ブレードのごとく、薄型の形状を持ったユニット(サーバブレード)を筐体(エンクロージャという)に何枚も収納したサーバのことです。メリットとしては、高密度(省スペース)、ケーブルすっきり、一括管理が楽という点があります。デメリットは、価格が高く、初期導入費用が高くつく、高密度のため熱設計が難しい、大抵200Vが必要という点があります。
こちらは富士通のPRIMERGY BX620 S4 です。これが通常のブレードサーバのイメージでしょうか。


さて、今回登場した、日本HPのタワー型ブレードサーバですが、見た感じはちょっと大きいタワー型サーバといえます。キャスターまでついています。この形態をとることで、オフィスにある普通の縦置きタワー型サーバをそのまま置き換えることができます。もちろん100Vで動作可能。
ラックマウント型筐体をドンと置くことはできないけど、ブレードのメリットを享受したいという中小企業などの潜在的な需要に向けた戦略といえるでしょう。価格は61万7400円~とのこと。
こういった独自性の強い製品で勝負できる日本のメーカはどこでしょうか?

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